2014年12月16日火曜日

牡蠣(かき)

冬の食材の王様的存在の牡蠣(かき)。漢方薬の材料になります。使う部分はマガキの殻の部分になります。風化させてから使用します。殻の部分はそのまま使わずに7~8年外気に晒したものが良い品です。殻の厚い天然牡蠣が望ましい良品とされています。
成分的には炭酸カルシウムや燐酸カルシウムが含まれます。鎮静作用や制酸作用があり漢方薬処方の安中散(あんちゅうさん)や柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などの中にふくまれて精神不安、不眠症状、動悸に使われています。