2017年8月1日火曜日

桂皮(ケイヒ)

ケイヒはクスノキ科の常緑樹の樹皮で、シナモンやニッキとしてもお馴染みですね。
漢方では桂皮や桂枝として、桂枝湯、葛根湯、麻黄湯などの処方に、体の表面の風寒を発散させる働きで入っています。
その他、温経湯、五苓散などたくさんの処方に入っています。
この写真のケイヒは回徳堂のお店に入って左の棚の一番上にあります。
いろいろな生薬を展示していますので、また次回ご紹介したいと思います。


2017年7月22日土曜日

当帰の苗

漢方の勉強会でかわいい当帰の苗を分けていただきました。
まだ背丈が5センチほどですが、葉っぱはもうしっかりセリ科の形をしています。
漢方では根を使います。
血を補い、気を巡らす働きがあり、冷え性の方には最適な生薬で
当帰芍薬散や四物湯や温経湯などたくさんの処方に使われます。

2016年5月18日水曜日

ヒマラヤの碧いケシ

5月15日に小平にある東京都薬用植物園に行ってきました。幻の花と呼ばれている「ヒマラヤの碧いケシ」を見てきました。「秘境の花」と言われていますが 本当に青い花は神秘的で妖精のようでした。育ててはいけない種類のケシも赤やピンクや白の花が咲き立派なケシボウズもできていました。1つのケシボウズには3000個もの種が入っているそうです。入園料は無料です。ぜひ皆様もお出かけしてみてはいかがでしょうか?

2016年1月21日木曜日

これから梅の花の綺麗な季節になります。お花も香りも良い梅。漢方薬としては未成熟果実を燻蒸したもの烏梅(うばい)と言う呼び名になります。薫蒸しても酸味と未成熟なので渋味が強いです。梅肉エキスの様に慢性の下痢に使ったり、さらに炒って烏梅炭(うばいたん)として血尿や下血に使われていたようです

2015年11月17日火曜日

炒り麦芽

麦芽の炒った物です。前回の「ごぼう」と関連して乳腺のトラブルの中で母乳の出すぎに用います。
漢方薬の文献の中に断乳の時にも使われると記載があります。妊娠前のプロラクチン値(乳汁分泌ホルモン)の高値の方の中にも効果のある場合があります。

2015年10月16日金曜日

ごぼう

ごぼうはキク科で成熟した種を使います。日本では昔から解毒や腫れ物に使われていました。種をそのまま噛んで食べるか、煎じて飲むのが効果的です。今では授乳時の乳腺の炎症、炎症予防に良く使われています。ごぼうの種を砕くとより効果的になります。また。体が冷えやすい方はフライパンなどで少し炒めてから煎じると良いです。

2015年7月29日水曜日

ベニバナ

食用油や染料として使われるベニバナは黄色から朱赤の花弁が沢山あります。漢方薬では血液をさらさらさせて停滞している血液を温めながら流すさようがあります。女性の生理痛や子宮筋腫など、単独ではなく他の薬方と一緒に使います。月経量の多い方や妊娠されている方は使用を控える生薬です。

2014年12月16日火曜日

牡蠣(かき)

冬の食材の王様的存在の牡蠣(かき)。漢方薬の材料になります。使う部分はマガキの殻の部分になります。風化させてから使用します。殻の部分はそのまま使わずに7~8年外気に晒したものが良い品です。殻の厚い天然牡蠣が望ましい良品とされています。
成分的には炭酸カルシウムや燐酸カルシウムが含まれます。鎮静作用や制酸作用があり漢方薬処方の安中散(あんちゅうさん)や柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などの中にふくまれて精神不安、不眠症状、動悸に使われています。

2014年11月5日水曜日

ホウの木

ホウの木と言ってもイメージが湧いてこないでしょう。鎌倉彫の素材の木やホウ葉蒸しに使われている大きな葉がそれにあたります。漢方では葉ではなく樹皮を使い厚朴(こうぼく)といいます。モクレン科のホウの木は樹皮も独特な香りがあります。お腹の膨満感を取り去る作用や腹痛や咳、神経症に効果的です。漢方処方としては半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)が有名です。

2014年8月21日木曜日

リンドウ

リンドウは8~9月頃に三角形状の花弁の形で紫色や白い花を咲かせます。

お花屋さんでも良く見かけます。漢方薬としては根、根茎を使います。

成分はゲンチオピクリンやゲンチアニンが含まれ
竜胆(りゅうたん)と言う名前になります。

味は苦く胃液の分泌を促す作用や胃の運動機能を改善する作用や体の中に溜まった「湿熱(しつねつ)」を取り去る効果があります。竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)が漢方処方としては有名です。

2014年7月5日土曜日

くちなし

真っ白い花、香りが良いので庭の植木としても良く見られます。実は晩秋に紅く熟します。薬用の部分は実です。名前の由来は実は殻があり中に子を包んでいるが熟しても口が開かないので「くちなし」と名づけられた様です。同じ形態で熟すると口が開くものにはザクロ、クリ、ツバキがあります。くちなしの実を乾燥して粉末にし、打ち身や捻挫におろしショウガを加えて、酢で練ったものを湿布すると効果的です。咽喉の腫れや黄疸にも煎じた液を服用したり、うがいとして使われていました。